川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

傀儡師 192 源行家

 朝、一人で海沿いを走って来ました。今日は久しぶりに朝から青空が出ています。セーターを一枚脱ぎました。

「日本史1200人」192 源行家(?〜1186)

源為義の10男。平治の乱で敗れるが、脱出に成功して熊野に逃れ、その後約20年間、同地に住んだ。源頼政に召し出され、以仁王の平家追討の令旨を各地の源氏に伝達した。源義仲らとともに入京し、山村育ちで無骨な義仲が法皇や貴族らの不興を買う一方、弁舌が立つ行家は院内にいりびたり、法皇の双六の相手などをして取り入った。しかし義仲と不和となり、紀伊国へ逃げ込んだ。後に頼朝と不和となっていた義経と結んだが、次第に追い込まれ、北条時定の手兵によって捕らえられ、長男・次男とともに斬首された。

「傀儡師舞わすつもりが踊らされ 源行家 に 端遊」

傀儡師(カイライシ)が1月の季語です。木偶(デク)人形を舞わせる大道芸人で、策士にも当てられます。行家はしばらく熊野新宮に住んでいたため新宮十郎と称しました。生来交渉力があり、扇動者としての才と権謀術数に長けてはいましたが、軍略面での才能には乏しかったようです。

習字は、「傀儡師」は楽しく、「舞わすつもりが」は大胆に、「踊らされ」は弱く、というつもりで書きました。


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