川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

凍鶴 195 源頼政

 朝、雨が降っていたのでバイクを漕ぎました。シャワーを浴びて体重を測ったら54.4kgと先週より0.2kg増えていました。

「日本史1200人」195 源頼政(1104〜1180)

源仲政の長男。保元の乱平治の乱で勝者の側に属し、戦後は平氏政権下で源氏の長老として中央政界に留まった。平清盛から信頼され、晩年には武士としては破格の従三位に昇り公卿に列した。だが、平家の専横に不満が高まる中で、後白河天皇の皇子である以仁王と結んで挙兵を計画し、諸国の源氏に平家打倒の令旨を伝えた。しかし計画が露見して準備不足のまま挙兵を余儀なくされた。平家の追討を受けて、頼政以仁王を逃すべく宇治平等院に籠って抵抗するが多勢に無勢で、辞世の句「埋木の花咲く事もなかりしに身のなる果はあはれなりける」を残し自刃した。

「凍鶴や立てよ源氏とフライング 源頼政 に 端遊」

凍鶴(イテヅル)が1月の季語です。寒い日のあわれげな鶴です。令旨を伝え準備不足のままに戦った長老・頼政に掛けました。以仁王は脱出しましたが追いつかれて討ち取られました。以仁王頼政の挙兵は失敗しましたが、以仁王の令旨を奉じて源頼朝などの源氏や大寺社が蜂起し、平氏は滅びることになります。

習字は、「凍鶴や」は寒そうに、「立てよ源氏と」は大胆に、「フライング」は軽く、というつもりで書きました。


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