川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

バレンタイン 211 俊寛

昨晩は今年一番の冷え込みで、三度も足を攣ってしまいました。夜中に芍薬甘草湯を飲みましたが効かなかったようです。朝は今日も雨なのでバイクを漕ぎました。

「日本史1200人」211 俊寛

後白河法皇の側近。鹿ヶ谷にて藤原成親らと共に平氏妥当の陰謀を企てるが、露見して鬼界ヶ島に流された。「源平盛衰記」によると、藤原成親は松の前・鶴の前という二人の殿上童を使って陰謀に加担させている。松の前は美人だが、愛情の足りない女で、鶴の前は不美人だが愛情に溢れた女であった。成親がこの二人に俊寛の酒の相手をさせた所、鶴の前に心をよせて女児を生ませた。すっかり鶴の前に心を奪われた俊寛は、謀反に加担する事を同意したという。1179年、俊寛の侍童だった有王が鬼界ヶ島を訪れ、変わり果てた姿の俊寛と再会した。有王から娘の手紙を受け取った俊寛は食を断ち自害した。有王は鬼界ヶ島より俊寛の灰骨を京へ持ち帰った。

「覚悟してバレンタインに子種つけ 俊寛 に 端遊」

バレンタインが2月の季語です。本来は聖バレンタインの殉教日ですが・・・謀反の覚悟をした俊寛。種が娘となり、その手紙により自害する俊寛。因果です・・・俊寛が流された鬼界ヶ島の場所については、鹿児島県三島村の硫黄島と、喜界町の喜界島には俊寛の墓と銅像長崎県長崎市伊王島に墓があり、諸説ありはっきりしていません。

習字は、「覚悟して」は大胆に強く、「バレンタインに」は楽しく、「子種つけ」は控えめに、というつもりで書きました。


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