川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春闘 231 北条貞時

 朝、雨が降っていたのでバイクを漕ぎました。今日は嫁さんの誕生日です。元気に楽しく暮らしていきたいと思います。

「日本史1200人」231 北条貞時(1271〜1311)

北条時宗の子、9代執権。1285年、平頼綱の進言により安達泰盛を討つ(霜月騒動)が、1293年、幕政を壟断していた頼綱とその一族を鎌倉大地震の混乱に乗じて誅殺した。実権を取り戻した貞時は、以後、北条氏による得宗専制政治を強化する。1297年、元寇の際に十分な恩賞を与えることが出来ず、戦費の出費に苦しんだ御家人の借金を帳消しにする「永仁の徳政令」を発布するが、これは借金をしにくくするという逆効果を招き、かえって御家人を苦しめた。1301年、鎌倉に彗星が飛来(ハレー彗星)し、これを凶兆と憂慮して出家した。

春闘に決めの徳政ハレ−かな 北条貞時 に 端遊」

春闘が3月の季語です。御家人の賃上げ闘争です。徳政はハレーのようにスーッと消えたかな・・・晩年の貞時の行状は乱れて連日のように酒宴を開きました。政治の紊乱は悪党の蠢動などの社会不安を惹起するなど、後の後醍醐天皇による討幕運動が始まる遠因を作り出しました。

習字は、「春闘に」はスッキリと、「決めの徳政」は強く、「ハレ−かな」は空を飛ぶように、というつもりで書きました。


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