川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

バナナ 275 運慶

 今日も朝は雨だったのでバイクを漕ぎました。シャワーを浴びて体重を測ったら54.9kgと先週より0.3kg増えました。少し減らそうかと思っています。

「日本史1200人」275 運慶(?〜1223)

仏師。現存する最初の作品は、奈良・円成寺大日如来坐像とされる。その後、平氏の兵火で東大寺興福寺が消失すると、源頼朝の依頼により、快慶と共に復興を担当することになった。1197年から東大寺・大仏殿の6体の仏像(後に消失)を、次いで1203年に南大門の金剛力士像を完成させた。豊かな量感と情熱的な表情の阿吽の2体は鎌倉仏教美術の代表作となった。同年、東大寺総供養の際、運慶は僧綱の極位である法印に任ぜられた。これは奈良仏師系統の仏師として初めてのことであった。南大門の金剛力士像を解体修理したところ、像内にあった文書から、運慶が総指揮をとって2ヶ月で制作したことが裏付けられた。

「この顔はバナナなんかで滑らナイ 運慶 に 端遊」

バナナが5月の季語です。句は彫った顔を見ての単純・おとぼけの感想ですが・・・運慶作の仏像はどれも素晴らしく、滑る(落第する・失敗する)ものは有りません。運慶までは、京仏師の円派・院派が主流でしたが、鎌倉幕府による武家政治の始まりと相まって、運慶の力強い作風が受け入れられるようになりました。運慶の作と称されている仏像は日本各地にきわめて多いのですが、真作と確認されている現存作品は少ないそうです。

習字は、「この顔は」は強く、「バナナなんかで」はバナナの質感を、「滑らナイ」はサラリと、というつもりで書きました。


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