川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

十一 286 信濃前司行長

 昨日、内地に出発する日を決定しました。嫁さんは明日、僕は一週間後です。この機会に父母の兄弟の線香を上げに回ろうかと思っています。朝は、一人で海沿いを走って来ました。

「日本史1200人」286 信濃前司行長

藤原行長と同人と推定。吉田兼好が「行長入道平家物語を作りて、生佛といひける盲目に教へて語らせけり(徒然草226段)」と記している。行長が仕えていた九条兼実法然に帰依しており、さらに異母弟の信空は法然の弟子であったことなどから、作品に底流する浄土思想が特徴の「平家物語」は藤原行長によって書かれたのではないか、と推測する説もある。

「十一も法然の弟子我も弟子 信濃前司行長 に 端遊」

十一(ジュウイチ)が6月の季語です。ジヒシン・ジヒシンと鳴きます。十一が弟子なら我も弟子で作者だぞというダジャレ句です。行長の資料が少ないため、全然イメージできませんが・・・「平家物語」は鎌倉時代にできたとされる軍記物語で、平家の栄華と没落、武士階級の台頭などを描き、「祇園精舎の鐘の声・・・」の書き出しでも広く知られています。作者は不明です。

習字は、「十一も」は鳥のように、「法然の弟子」は柔らかく、「我も弟子」は気張ったように、というつもりで書きました。


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