川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

守宮 287 粟田口吉光

 今日嫁さんが東京に出発しました。見送ってから健診に行き、バリュウムを飲んできました。以前より飲む量が少なくなったようで、比較的楽に検査を終えました。検査後すぐに下剤を2粒飲みました。これで済めばいいのですが・・・

「日本史1200人」287 粟田口吉光

京都の刀工。京都の粟田口には古くから刀の名工がいた。吉光は、安土桃山時代豊臣秀吉によって正宗・郷義弘と共に「天下の三名工」と称されている。特に短刀作りの名人とされる。吉光作の刀は古来珍重され、近世には織田信長豊臣秀吉といった天下人が蒐集したため、本能寺の変大坂夏の陣の戦災に巻き込まれて焼身になったものが多い。

名工トッテンカンと守宮鳴く 粟田口吉光 に 端遊」

守宮(ヤモリ)が6月の季語です。家守とも言います。ケケケケと異様な鳴き声です。壁や天井に張り付いていて昆虫等を食べます。炎の作業場に似合いそうです。徳川家康大坂夏の陣に際し、吉光や正宗をはじめ、焼身になったり紛失したりした業物の刀を探させました。これらの焼身は初代越前康継の手によって焼き直され、今に残るものも多いそうです。

習字は、「名工の」はスッキリと、「トッテンカンと」は音が散らばるように、「守宮鳴く」は守宮は隠れて、鳴くは音と混じるように、というつもりで書きました。


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