川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花柘榴 297 足利基氏

 昨日、東京に着き、早速近くのご夫妻と四人で、飲め歌え踊れのハッチャケ会を7時間に渡って挙行しました。

「日本史1200人」297 足利基氏(1340〜1367)

足利尊氏の第4子。10歳で鎌倉府の初代長官・鎌倉公方となる。後の関東管領上杉憲顕が補佐した。基氏は約6年間も南朝方との戦闘のため鎌倉を離れた。尊氏の死後は新田義貞の子・義興を滅ぼした。基氏の教養は非常に深く、広い分野にわたって趣味を嗜んだと伝わっているが、田楽だけは「政道の妨げになる」という理由で全く嗜まなかったとされる。

「花柘榴色いっぱいに時が過ぎ 足利基氏 に 端遊」

花柘榴が6月の季語です。八重咲きの柘榴です。色が多様なことと、花言葉「円熟した優雅さ」を基氏の趣味・教養に掛けました。28歳で死んだので、花のままに時が過ぎとしました・・・基氏の子孫の1つは、江戸時代には喜連川家として、1万石に満たない少禄ながら10万石格の大名になりました。明治時代には華族に列せられ、名字を足利に復しています。

習字は、「花柘榴」は控えめに、「色いっぱいに」は広がるように、「時が過ぎ」はスッキリと、というつもりで書きました。


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