川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

破れ傘 304 後亀山天皇

 昨夜は嫁さんが友達との飲み会で新宿に行ったので、家で一杯飲んでから、近くの立ち飲み屋に行きました。可もなく不可もなしのお店で、帰りにセブン・イレブンでツマミを買って、家でもう一度飲んだら完全に飲み過ぎでした。で、今日の朝はほぼ半分の5kmを走りました。ウォーキングではマスクが必要な感じです。

「日本史1200人」304 後亀山天皇(?〜1424)

99代天皇南朝4代天皇(南朝最後の天皇)、後村上天皇の皇子。在位の9年間はちょうど南朝政権の衰退期に相当する。大覚寺統持明院統が交互に皇位につく両統迭立を条件に、足利義満の和議調停を受け入れ、1392年に北朝後小松天皇三種の神器を譲ったが、迭立は守られず抗議したが認められなかった。後年、両朝合一を決断した理由に関して、自らの運命をひとえに天道神慮に任せ、民間の憂いを除くためだったと述懐している。合一後は、幕府の被扶養者としての待遇に甘んじなければならなかった。

「迭立はぬらりくらりと破れ傘 後亀山天皇 に 端遊」 

破れ傘が6月の季語です。キク科の多年草で、若葉の時は半開きの傘のように、伸びると破れた傘が開いたようになります。可哀想ですが後亀山天皇に掛けました。迭立(テツリツ)は交互に位につくことです・・・後亀山が果たせなかった皇位回復の遺志は子孫の小倉宮に受け継がれ、やがて後南朝による幕府への抵抗運動を惹き起こしました。

習字は、「迭立は」はスッキリと、「ぬらりくらりと」は大胆に、「破れ傘」はサラリと、というつもりで書きました。


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