川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蜩(ヒグラシ) 329 上杉顕定

 朝、一人で海沿いを走って来ました。70歳に相応しい走り方を考えながら走っていますが、分かりません・・・疲れました。

「日本史1200人」329 上杉顕定(1454〜1510)

守護大名。40年以上にわたって関東管領を務めた。その間、古河公方足利成氏らと戦うなど長期の抗争に明け暮れた。古河公方の内乱を収めた直後の1509年、顕定は越後に攻め入り長尾為景(上杉謙信の父)と上杉定実を越中国に追放した。しかし顕定の越後統治は非常に強硬で上手くいかず、国人の反発を受け、翌年になって為景らの反攻に遭う。そして、長森原の戦いで敵の援軍であった高梨政盛に敗北し、衆寡敵せずして自刃した。

「蜩(ヒグラシ)や戦いの日々さらさらと 上杉顕定 に 端遊」

蜩(ヒグラシ)が8月の季語です。カナカナと鳴くセミです。過ぎた日々を考えさせるような鳴き声です。新潟県南魚沼市下原新田の周辺には、かつて長森原の戦いの戦没者を埋葬したとの伝承をもつ塚が点在していましたが、その中でひと際大きな塚は管領塚と呼ばれ顕定の墓と伝えられています。

習字は、「蜩や」はスッキリと、「戦いの日々」は強く、「さらさらと」はサラリと、というつもりで書きました。


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