川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

星月夜 337 一休宗純

 朝、一人で海沿いを走って来ました。自衛隊が何かを搬入しているようで、40頭程度いる馬が何処かに移動させられています。いないなァと思って走って行ったら、一頭だけいました。不思議です・・・

「日本史1200人」337 一休宗純(1394〜1481)

臨済宗・僧。母は藤原氏の家系で、後小松天皇の寵愛を受けて一休を産んだという。幼名は千菊丸といい、6歳で臨済宗に入門・受戒した。多くの奇行が伝えられるほか、仏教の戒律を破って男色・女犯・飲酒や肉食を行っていたという。これは禅宗において重要視される「風狂」というもので、悟りの境地として肯定的にみるものである。晩年には、森(シン)侍者という盲目の美女を愛し「美人の淫水を吸ふ」という題の詩を残している。また、仏教が政治と癒着することによる腐敗や形骸化に警鐘を鳴らし、足利義政日野富子の政治も批判した。

「星月夜男色女犯アッパラパ 一休宗純 に 端遊」

星月夜が8月の季語です。満天の星で、月の光に照らされたような夜、眠るのが惜しい夜です。アッパラパは能天気のお調子者です。一休の形式にとらわれない生き方は、その後の庶民に受け入れられ、江戸時代には一休をモデルにした「一休咄」が書かれました。また、「狂雲集」「自戒集」などの詩集も残しています。書家としても有名です。

習字は、「星月夜」はスッキリと、「男色女犯」は狂ったように、「アッパラパ」はとぼけて、というつもりで書きました。


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