川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

稲妻 341 日親

昨日、4回目のコロナワクチンを接種しました。 朝はいつものように、一人で海沿いを走って来ました。今日は渡辺貞夫のサックスに元気づけられ走ることが出来ました。

「日本史1200人」341 日親(1407〜1488)

京都に本法寺を開いた。「不受不施義」を初めて唱えたとされている。日親は京都一条戻橋で辻説法をはじめたが、他宗派から激しい弾圧を受けた。また、日親は法華経によって、当時の乱れた世の中を救うべく、「立正治国論」を著して直訴を試みたが、投獄されて、舌先を切り取られたり、真っ赤に焼けた鉄鍋を頭に被せられるなどの拷問を受けた。拷問を受けた際に灼熱の鍋を被せられたまま説法を説いたという伝説が誕生し「鍋かぶり上人」と呼ばれた。

「稲妻の激しさが仇(アダ)鍋かぶり 日親 に 端遊」

稲妻が8月の季語です。雷鳴も聞こえず、夜空に走る電光です。日親の激しさ・鋭さに掛けました・・・不受不施義(フジュフセギ)とは、日蓮の思想の1つで、不受とは法華信者以外の布施を受けないこと、不施とは法華信者以外の供養を施さないことです。

習字は、「稲妻の」はスッキリと、「激しさが仇」は強く、「鍋かぶり」は弱く、というつもりで書きました。


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