川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

施餓鬼 342 夢窓疎石

 朝、一人で海沿いを走って来ました。帰ってシャワーを浴びて、お誘いをうけていた町議選の出陣式に行って来ました。

「日本史1200人」342 夢窓疎石(1275〜1351)

天龍寺を建立した臨済宗の禅僧。後醍醐天皇にその才覚を見い出されて尊崇を受け、入滅後も含めると計7度の国師号を授与され、後世には七朝帝師と称えられる。禅風は純粋禅ではなく、日本の伝統的な天台宗真言宗とも親和性の高い折衷主義的なものとした。そのため幅広い層からの支持を受け、後醍醐に続き武家である室町幕府初代将軍の足利尊氏・直義兄弟からも崇敬された。後醍醐天皇の死後、疎石の勧めで、政敵であった足利尊氏天皇らの菩提を弔うため、全国に安国寺を建立し利生塔を設置した。

「施餓鬼して有縁無縁を供養する 夢窓疎石 に 端遊」

施餓鬼が8月の季語です。無縁仏の霊を供養することです。だれからも好かれた疎石をイメージしました・・・疎石は禅僧としての業績の他、禅庭・枯山水の完成者であり、天龍寺庭園と西芳寺庭園が世界遺産に登録されています。

習字は、「施餓鬼して」は優しく、「有縁無縁を」はおおらかに、「供養する」はサラリと、というつもりで書きました。


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