川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

南瓜 346 桂庵玄樹

 昨日の日曜日は、本当は町議選の投票日でしたが、無投票になったのでのんびりと過ごしました。今日の朝は、いつものように一人で海沿いを走って来ました。

「日本史1200人」346 桂庵玄樹(1427〜1508)

朱子学者、禅僧。9歳のとき出家し、京都南禅寺豊後国万寿寺で学び、郷里の長門国永福寺住持となった。1467年には遣明船の三号船士官となって明に渡海して、蘇州などを遊学し朱子学を究めた。1473年に帰国したが、応仁の乱による戦禍から逃れるため石見国に避難した。1478年に島津忠昌に招かれて大隅国の正興寺、日向国の竜源寺の住持となり、さらに島津忠廉に招かれて薩摩国の桂樹院で朱子学を講じた。また、伊地知重貞と「大学章句」を刊行して朱子学の普及に努め薩南学派の祖となった。

「南瓜にも気の動き有り朱子は説く 桂庵玄樹 に 端遊」

南瓜(カボチャ)が8月の季語です。朱子学では存在するものは全て「気」から構成されると考えるそうで・・・玄樹は後に建仁寺南禅寺の住持となり、さらに薩摩に東帰庵を営み死去しました。著書に「家法倭点」「島陰文集」「島隠漁唱」など多数あります。

習字は、「南瓜にも」は大胆に、「気の動き有り」はトボけた感じで、「朱子は説く」はスッキリと、というつもりで書きました。


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