川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜長 350 宗祇

 今日も台風が近づいているので、部屋でバイクを漕ぎました。シャワーを浴びてから体重を測ったら53.8kgと先週より0.8kg増えていました。今週は明らかに食べました。

「日本史1200人」350 宗祇(1421〜1502)

連歌師。正風連歌を確立した。若くして上洛し、相国寺の僧坊に入ったことがあった。30歳ごろから和歌・連歌に専念し、1461年独吟の「何人(ナニヒト)百韻」が現存する最初の連歌作品で、それ以後、諸所の連歌会に一座し頭角を現し、宗砌風に心敬風を取り入れて連歌を大成する。1473年の帰京後は、種玉庵の草庵を営み、やがて連歌界の第一人者となって活躍する。1495年に准勅撰連歌集「新撰菟玖波集」を撰集し、その後、諸国を旅して歩いた。

「一座して付句付句の夜長かな 宗祇 に 端遊」

夜長が9月の季語です。もう一仕事できそうな秋の夜長です。一座は同席することですが、連歌会に似合います。鎌倉期には100句を連ねることが基本となりました。宗祇は旅の詩人として、さまざまの伝説が生じ、芭蕉などにも影響を与えています。また、肖像も複数残り、国立歴史民俗博物館の寿像は重要文化財で、ボストン美術館の狩野元信の花押がある騎馬図も有名です。

習字は、「一座して」は控えめに、「付句付句の」は大胆に、「夜長かな」はサラリと、というつもりで書きました。


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