川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蘭 353 狩野正信

 朝、雨が降りそうでしたが、一人で海沿いを走って来ました。早すぎないように、遅すぎないように考えながら走りました。15年以上走ってるコースなのに相変わらず考えながら走っています。

「日本史1200人」353 狩野正信(1434〜1530)

絵師、狩野派の祖。室町幕府に御用絵師として仕え、足利義政の東山山荘の障壁画や、日野富子肖像画など多種多様な絵を描いた。現存する作品中では、中国の故事を題材にした「周茂叔愛蓮図」(シュウモシュクアイレンズ)が、それまでの室町水墨画と異なり、画面上半分に余白を大きく取り、近景の柳の大木の緑が印象的な平明な画面で、正信自身のみならず後の狩野派の進むべき方向をも決定づけた代表作と見なされている。

「蘭の香を余白に放つ画を放つ 狩野正信 に 端遊」

蘭が9月の季語です。「画を放つ」は「絵画の潮流」に放つとイメージしました・・・狩野派は、室町時代から明治に至るまで400年にわたって命脈を保ち、常に日本の絵画界の中心にあった画派でした。この狩野派の初代とされるのが正信です。

習字は、「蘭の香を」はサラリと、「余白に放つ」はフワリと、「画を放つ」は強く、というつもりで書きました。


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