川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜なべ 357 周文

 朝、島は暴風域を抜けましたが、まだ風が強いので部屋でバイクを漕ぎました。それから、クーラー室外機・防風戸・ガラス窓に水をかけて、戸を開けて部屋を明るくしました。

「日本史1200人」357 周文

相国寺・画僧。相国寺の庶務・会計として財政を担当するとともに、画家として俸禄を貰い足利将軍家の御用を務めた。1423年、大蔵経を招来するための朝鮮派遣使節に参加し、その地で山水画を描いたりしている。周文様式と呼ばれた画風は、実景の写生ではなく、記憶の中の景観や宋元画など先行作品の諸要素を抽出し再構成した、絵から絵を作ったものである。そのためリアリティーは無いが、中国画を元にしながらどの中国画にも似ておらず、安定したスタイルを確立している。

「有るような無いような絵を夜なべする 周文 に 端遊」

夜なべが9月の季語です。夜のもう一仕事です・・・周文は達磨寺の達磨大師座像に彩色を施し、雲居寺の仏像の像容の参考とするため奈良東大寺に赴くなど、広い範囲の事績が知られます。優秀な弟子を育て、室町時代水墨画の確立に大きく貢献しました。

習字は、「有るような無いような」は詰めて曲線と直線で、「絵を」は浮いたように、「夜なべする」はとぼけて、というつもりで書きました。


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