川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

焼き鳥 187 ブランシュ

手術後3日目、嫁さんが持って来てくれたリハビリパンツのおかげで、爽やかな朝を迎えました。病棟から富士山がハッキリクッキリ見えました。やっと昼から食事が出るようです。

187 ブランシュ・ド・カスティーユ(1188〜1252)

フランス王ルイ8世の妻、王妃。フランスとイングランドの政略結婚により王妃となったが、強烈な意志を持ち穏やかな性格の王を支配していた。王の没後には12歳のルイ9世の摂政となった。当時カペー家の領土は、フランス王国の広範囲を占めるイングランド王家の領土に飲み込まれそうな状況にあり、国内の貴族たちにも不穏な空気が流れていたが、ブランシュは孤軍奮闘して反逆貴族たちを撃破し、侵入したイングランドのヘンリー3世を追い払った。ルイ9世の十字軍東征中にも国内の政治を司った。

「貴族めら孤軍奮闘焼き鳥じゃ ブランシュ に 端遊」

焼き鳥が11月の季語です。反逆貴族は串刺しの火炙りです。それにしてもブランシュはなぜイングランドの王を追い払えたのかな(政略結婚で来たのに?)・・・ルイ9世は常に母ブランシュを頼り、親政を始めてからも母の存命中はその影響から脱することはありませんでした。

習字は、「貴族めら」はサラリと、「孤軍奮闘」はスッキリと、「焼き鳥じゃ」は大胆に、というつもりで書きました。


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