川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

年を越し 200 キャサリン

昨夜はサッカーを見てから寝ました。結局、日本の試合は全試合見ました。今朝は、5℃と寒かったのですが、善福寺川沿いを4km走って来ました。術後初めて、ランの服装で走りました。お腹は大丈夫でしたが、手足の指が冷たいでした。

「世界史1200人」200 キャサリン・オブ・アラゴン(1485〜1536)

イギリス、ヘンリ8世の最初の王妃。14歳のキャサリンは長男のアーサー王太子と結婚したが、翌年アーサーは急逝した。若い未亡人は帰国するのが常識だったが、ヘンリー7世は巨額の持参金の返却を惜しんで、次男のヘンリー王子との婚約を持ちかけた。但し両者の結婚には、アーサーと肉体関係があったか否かが重要となった。これは旧約聖書に抵触するためである。これに対し神父は「関係はあった」とし、女官長は「関係はなかった」としたが、後者が信頼された。こうして、二人は結婚し6子を産んだとされるが、後に女王となるメアリ1世以外いずれも夭折し、ヘンリ8世に離婚された。この離婚がイングランド国教会創設のきっかけとなった。

「有る無いと持参金とで年を越し キャサリン に 端遊」

年を越しが12月の季語です。アーサーは4月に逝去していますが、結婚はいろんな思惑で先延ばしされます・・・キャサリン男児ヘンリー王子を出産し、ヘンリー8世の喜びは大きかったのですが、祝賀行事の中、生後52日で亡くなりました。王子を失った頃から、ヘンリー8世は好色さを露わにしていきます。

習字は、「有る無いと」は無機的に、「持参金とで」は女性らしく、「年を越し」はサラリと、というつもりで書きました。


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