川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

冬の蜂 201 アン・ブーリン

朝、善福寺川沿いを走って来ました。3℃と一番の寒さだったので、川霧に陽が刺して、ちょっと幻想的でした。後半少しお腹が痛くなりましたが、順調な回復だと思います。

「世界史1200人」201 アン・ブーリン(1507〜1536)

イギリス・ヘンリ8世の2番目の王妃。ヘンリー8世とキャサリンとの間には王女メアリーしか子がなく、男子を切望していたものの、当初はアンを愛人程度としていた。しかしアンから強硬に王妃の座を要求され、さもなければ肉体関係は拒否すると宣言されたため、ローマ教皇に「離婚許可」を求め、イングランド国教会を創るに至った。アンはまた贅沢を好み、宮殿の改装や衣装・宝石などに浪費した。一方、ヘンリ8世はアンの侍女のジェーン・シーモアへと心移りしていった。後のエリザベス1世を産むが、男子に恵まれず、姦通罪の汚名で処刑された。

「冬の蜂国教会に返り討ち アン・ブーリン に 端遊」

冬の蜂が12月の季語です。雌は越冬しますが、元気がなく少し飛んでは休みます。ヘンリ8世を一刺しして国教会を作らせ、姦通罪で処刑されたアンに掛けました・・・カトリック教会は離婚を認めませんが「結婚そのものが無効であった」とする方法がありました。キャサリンは元々ヘンリの兄アーサーの妻だったことが結婚無効の理由になりえましたが、教皇から特免を得ていたため合法的な結婚と見なされました。

習字は、「冬の蜂」は大胆に、「国教会に」は無機的に、「返り討ち」は強く、というつもりで書きました。


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