川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

闇夜汁 214 ウォルポール

朝、海沿いを走って来ました。手術前のタイムに近づいてきました。嫁さんは島半周にトライしに行きました。

「世界史1200人」214 ウォルポール(1676〜1745)

最初のイギリス首相。ホイッグ党から下院議員に当選して頭角を現した。ジョージ1世をハノーヴァー家から迎えた翌年、首相兼蔵相に就任した。ジョージ1世・ジョージ2世も国政を任せたため、21年間政治指導者となった。政権内ライバルを失脚させたり、野党活動をけん制して議会を掌握し続けた。総選挙では政府機密費を流用して買収に励んで大勝を収め、勃興期のジャーナリズムに対しては買収や言論弾圧を盛んに行った。経済政策も、議会に影響力を持つ地主・ブルジョワを優遇し、民衆から絞り取る路線を目指した。政治上の最大の功績は、名誉革命後に続いた党派争いを落ち着かせて政治的安定期を築き、後にイギリスが商業国家として発展する基礎をつくったことである。

「安定の賄賂弾圧闇夜汁 ウォルポール に 端遊」

闇夜汁が12月の季語です。灯を消して各々が持参した材料を鍋に入れ、暗闇で食べ興じます。安定のためなら賄賂も弾圧も闇夜汁で食べちゃおう・・・ウォルポールの辞任によって、多数党が内閣を組織する「政党制」と、内閣が議会に対して責任を持つ「責任内閣制」が始まり、議会政治の礎が築かれました。

習字は、「安定の」はサラリと、「賄賂弾圧」は硬軟で、「闇夜汁」は大胆に粘っこく、というつもりで書きました。久しぶりに半紙に書きました。


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