川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春の服 269 エンリコ・ダンドロ

今日は、大腸がん手術後の第1回検診でした。採血の後に面談を受けて、あっさりと特に問題無しということでした。島から東京まで来て、こんなにあっさりだと、ちょっと気が抜けました。

269 エンリコ・ダンドロ(1107〜1205)

ヴェネツィア元首。ダンドロは、すでに高齢で視力を失っていたが、大きな野心を抱き精力的に活動したことが知られている。1202年エジプト侵攻を目的とする第4回十字軍の輸送や軍備を請け負ったダンドロは、軍資金が乏しいことが判明すると、自分と敵対する親ローマのザラを攻撃するよう交渉し、十字軍はザラを攻め落としてしまった。ローマ教皇は激怒し十字軍を全て破門にしたが、後の弁明で破門が解け、さらにダンドロと十字軍はコンスタンチノープルを攻撃して東ローマ帝国を滅ぼし、ラテン帝国を成立させた。

「棚ぼただ!ラテン帝国春の服 エンリコ・ダンドロ に 端遊」

春の服が3月の季語です。冬から解放されて、軽やかで明るい服です。新しいラテンに掛けました・・・ダンドロは、東ローマ帝国旧領のうちコンスタンチノープルの約半分、イオニア海沿岸、クレタ島などをヴェネツィア領に加え、ヴェネツィア共和国の国際的立場をさらに高めると共に、東地中海の制海権を掌握することに成功しました。

習字は、「棚ぼただ!」はサラリと、「ラテン帝国」は強く怪しく、「春の服」は楽しく、というつもりで書きました。


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