川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春の汗 290 カルヴァン

朝、善福寺川沿いを走ってきました。今日も快適に走れました。帰ってから、島の友にメールを書きました。

290 カルヴァン(1509〜1564)

フランス・宗教改革者。ルターやツヴィングリと並び評される。「新約聖書」の福音書に信仰の基礎をおく福音主義を説いた。

26歳の時に「キリスト教綱要」を刊行し、広く読まれ名を世に知られた。カルヴァンは名高い論争家で、論敵との議論の必要性から5度にわたって改訂・増補された。ジュネーヴで30年近くにわたって神権政治を行って教会改革を強力に指導し、市民の日常生活にも厳しい規律・戒規を求めた。

「論破じゃ!と神も改訂春の汗 カルヴァン に 端遊」

春の汗が4月の季語です。春でも汗ばむ日があります。句では改訂に冷汗ばむ様子です・・・1553年、カルヴァンの手の者によって異端者として告発された神学者セルベートは、ジュネーヴ市当局によって生きながら火刑にされました。のちにカルヴァンは火刑は本意ではなかったと説明しましたが、セルベートの生前、「ジュネーヴに来たら、生きて去らせることはしない」と周囲に語っていました。

習字は、「論破じゃ!と」は強く、「神も改訂」は弱く、「春の汗」は冷汗のように、というつもりで書きました。


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