川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蠅叩 328 ラス・カサス

昨夜は嫁さんと近くの友達との飲み会だったので、僕も少し寝不足でしたが、朝は普通に善福寺川沿いを走ってきました。気持ちの良い天気に包まれて走ることができました。

「世界史1200人」328 ラス・カサス(1474〜1566)

スペイン・宣教師。西インド諸島とメキシコでの布教を目的に、キューバ島征服軍の従軍司祭として渡海した。軍勢の中には後にコンキスタドールとして知られたエルナン・コルテスもいた。ここで目にしたのは、スペイン人による略奪と暴行であった。良心の呵責に耐えかね、スペイン王室に「14の改善策」を訴えた。さらに、著書「インディアス破壊小史」などで残虐さを告発し続け「インディアス新法」を成立させた。しかし、カサスの著書は各国で出版されたため、国の誇りを失墜させた男と批難された。

「インディアス告発の書は蠅叩 ラス・カサス に 端遊」

蠅叩が6月の季語です。ラス・カサスが批難されたことに掛けました。インディアスはスペイン人が発見・征服・植民した地域の総称です・・・ラス・カサスの報告によると、スペイン人たちは、インディオの母親から幼児を奪って、手足を切り刻み猟犬に与えるなど、残虐非道の限りを尽くしたといいます。

習字は、「インディアス」は必死に、「告発の書は」は強く、「蠅叩」は弱く、というつもりで書きました。


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