川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

風薫る 329 ウィルバーフォース

今日は大腸ガンの定期検診なのでランはお休みです。CT検査をするそうです。これから病院に行きます。

「世界史1200人」329 ウィルバーフォース(1759〜1833)

イギリス・政治家。ラス・カサスの告発や、奴隷酷使によるインディオ激減のため、アフリカから新大陸への黒人奴隷貿易が盛んになった。国会議員となったウィルバーフォースは奴隷貿易反対運動に参加し、救済を20年間訴え続け、奴隷貿易廃止法を成立させた。その後も、西インド諸島の奴隷の待遇改善や、西アフリカへの布教に尽力しながら、一生を終えた。著作の中で「奴隷の完全な解放こそが、神の前での国家の義務である」と説いた。

「風薫る神への義務ぞ解放だ ウィルバーフォース に 端遊」

風薫るが6月の季語です。木々の葉を渡って、緑の色や香りを含んでいるような風です・・・16世紀〜19世紀にアフリカから奪われた労働者数は1〜2千万人と考えられています。ウィルバーフォースが亡くなった1833年に、イギリス帝国全域で奴隷制が廃止されました。

習字は、「風薫る」はスッキリと、「神への義務ぞ」は強く、「解放だ」は楽しく、というつもりで書きました。


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