川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

雷 535 東郷重位

朝、海岸沿いを走ってきました。嫁さんの昨日の試験は保健で、落ち着いて回答できたようです。近くの漁師からも嫁さんの活躍を褒められました。

「日本史1200人」535 東郷重位(シゲタダ;1561〜1643)

戦国から江戸時代の武将、島津氏の家臣、示現流剣術の流祖。島津氏が豊臣秀吉に敗北すると島津義久に従って上洛し、天寧寺の僧・善吉に出会い剣術に開眼して、修行後に薩摩へ帰国した。1599年頃には大勢の門人をかかえ、島津忠恒に聞こえるところとなり、1604年に御前試合で剣術師範を破り島津家兵法師範となった。このとき逆上した忠恒に斬りかかられたが、丸腰の重位はとっさに腰に差していた扇子で忠恒の手を打ち据えて刀をかわしたという逸話も伝わる。その後「示現流」という流派名を命名された。その特徴は一振り目に勝負のすべてを賭けて振り下ろす、「先手必勝」の鋭い斬撃にあるとされている。

「雷ぞ!無心にビカリ示現流 東郷重位 に 端遊」

雷が7月の季語です。積乱雲のぶつかりによる放電現象です。示現流の鋭い斬撃はビカリです・・・重位は礼儀正しい人格者であったといわれ、薩摩藩家老から内部の密事に関わる相談事を受けることも多々あり、剣術だけの人物でなかったといわれます。

習字は、「雷ぞ!」は強く大胆に、「無心にビカリ」はそれなりに、「示現流」はスッキリと、というつもりで書きました。


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