川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒の内 455 ルイ

朝、海沿いを走って来ました。7時頃に家を出たら未だ暗くて、突然馬が出て来たりしたら、びっくりするなと思いながら走りました。嫁さんは昨日、席替えがあったようで、心機一転して頑張るようです。

「世界史1200人」455 ルイ(1778〜1846)

ナポレオン1世の弟、ホラント国王(ローデウェイク1世)。兄のイタリア遠征やエジプト遠征に参加したが、後にリウマチにかかった。ナポレオンはオランダをイギリス侵攻のための基地と位置づけ、ルイを自分の代理として派遣した。ルイは1806年にハーグに入り、バタヴィア共和国をホラント王国に改組して国王に即位した。ルイは兄の傀儡ではなかった。オランダ人の利益にも配慮し、王としての責務を良心的に果たした。内政や経済復興にも関心を示し、ナポレオン法典の導入やカトリック教会の復権などを実現した。一方で徴兵制の導入を拒否し、大陸封鎖令にも反対した。密貿易の横行やイギリス軍上陸などもあり、ナポレオンは1810年にルイを退位させた。ルイはボスニアに亡命した。

「誠実なお仕着せの王寒の内 ルイ に 端遊」

寒の内が1月の季語です。1月6日か7日から立春の前日までの約1ヶ月間ぐっと寒い時期です。お仕着せは季節ごとの奉公人の服の意味が元です。他国で王にされたら寒いだろうな・・・兄の妻ジョゼフィーヌの連れ子オルタンスと結婚し男子3人が生まれました。陽気で社交的なオルタンスとは性格が合わず、夫婦仲は悪く1810年に離婚しました。

習字は、「誠実な」は素朴に、「お仕着せの王」はそれなりに、「寒の内」は弱く、というつもりで書きました。


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