川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

木菟(ヅク) 440 ネッケル

朝、善福寺川沿いを走ってきました。寒いのを覚悟していったせいか、明るい童謡のせいか、快適に走りました。

「世界史1200人」440 ネッケル(1732〜1804)

フランス革命前夜に活動したフランス王国の銀行家・政治家。ジュネーヴで生まれ1747年にパリに出て、銀行家として成功した。1775年に当時の財務総監テュルゴー穀物取引自由化政策を批判し、彼の失脚をうけて後任に就任した。1781年に『国王への財政報告書』を公表して直後に罷免された。実際の理由は王妃マリ・アントワネットが寵臣に利益供与する計画を阻止したためとされる。1788年に再びネッケルの登板が求められたが、世論を味方につけようと、三部会の開催を就任の条件とした。財政改革は保守派貴族たちによって阻止され、1789年に革命的として解任された。ネッケル解任は民衆によるバスティーユ襲撃の要因の一つとなった。後に再び財務長官に就任するが、民衆の支持を失って1790年に辞職し、生まれ故郷のジュネーヴに引退した。

「財政の奇跡はボーッ木菟(ヅク)笑う ネッケル に 端遊」

木菟(ヅク)が12月の季語です。ボーッボーッと鳴くミミズクのことです。耳羽を持った学者風のヅクが、奇跡なんてボーッと消えちゃうよ、と鳴いてます・・・ネッケルは第一期の内閣時代に、宮廷を敵にまわすことで人気をはくしました。さらに財務行政に関する著書などで名声を高め、人々は彼に奇跡を期待しました。

習字は、「財政の」は弱く、「奇跡はボーッ」はそれなりに、「木菟笑う」は強く、というつもりで書きました。


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