川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

勤労感謝の日 182 コルベール

 朝、善福寺川沿いを走って来ました。山に行った疲れがチョッと心配でしたが大丈夫でした。でも、タイムはゆっくりでした。

182 コルベール(1619〜1683)

フランス、財務総監。当初は181マザランに仕え、彼が死去すると、ルイ14世親政下の財務担当となった。ここで「国債は厄介者で、金利生活者はパラサイトである」と述べ、債務の元利をざっくりカットした。財務総監に就任すると、重商主義を進め産業の発達と輸出を奨励した。一方でフランス東インド会社だけでなく、西インド会社などの勅許会社を設立して市場開拓及び植民政策を推進し、ケベック(フランス領カナダ)に初めて大規模な植民団を派遣した。貿易船の防衛のため海軍の強化も行った。財務総監時代に早朝5時半から勤勉かつ貪欲に執務をこなし、宮廷においては「大理石の人」と渾名された。

「パラサイトよ去れ勤労感謝の日 コルベール に 端遊」

勤労感謝の日が11月の季語です。まさにコルベールの日です。パラサイトは寄生虫・居候・奇食者です・・・重商主義政策の一環として、商事王令(1673年)を制定しました。これは世界初の成文法の商法ともいわれており、近代的な商法の原型となり、その後の商法で商業帳簿が制度化されました。

習字は、「パラサイト」はくどく、「よ去れ勤労」は強く大胆に、「感謝の日」はスッキリと、というつもりで書きました。


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