川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

命産む 素木しづ

朝、潮位が低かったので走ることにしました。どのようにしたら右膝下に負担がないか、考えながらゆっくり長く走りました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、早世するまでの4年半に単行本4冊、作品60編余を遺した素木しづ。北海道に生まれる。もともと身体が弱く、札幌高等女学校卒業後、結核性関節炎が悪化し右足を切断する。19歳までに運命を直視する「松葉杖をつく女」「三十三の死」を発表する。周囲の反対を押しきり無名の画家と結婚し、貧困生活の中で出産し「晩餐」などを矢継ぎ早に発表し、充実した生活を送るが、22歳で伝染病研究所で亡くなる。

「流れ星命著し命産む 素木しづ に感じて 端遊」

流れ星が8月の季語です。流れ星のように短命でしたが、命を見つめた著作を残し子供を残しました。無名の画家とは上野山清貢で本当に素敵な顔の人で、しづが死んで悲嘆に暮れたそうです。しづは「すに点々」と思い込んでいたので、ブログを書いてる途中で習字を書き直しました。一発書きでチョッと乱暴になりました。


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