川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

もんぺ姿で 藤原道子

朝、海で泳いで来ました。濁りを避けるためもあり、短い約50mの区間を6往復しました。島は涼しい風が吹き秋のようです。遠くの台風10号のせいかなと嫁さんと話してます。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、働く女の地位向上に活躍した藤原道子岡山県に生まれるが、生家が没落し11歳で印刷女工となり、夜間の小学校に通う。貧乏の底で姉と祖母を亡くし、東京で働きながら勉強し看護師となる。24歳で社会主義者山崎剣二と結婚し活動を始める。戦後初の総選挙には全国2位の票を獲得する。議員活動は工場労働者のためにと決意し、もんぺ姿で当院した。

「爽やかにもんぺ姿で御当院 藤原道子 に感じて 端遊」

爽やかが9月の季語です。戦時中、夫はインドネシアに渡り州知事となったが、選挙投票日の一週間前に女性を連れて帰国した。道子は深く失望するが、はるばる異国に来た女性のためにも離婚を選んだ。


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