川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

小鬼ストライキ 山内みな

朝、久しぶりに海で泳いで来ました。沖の方では未だ波が荒いのですが、浜近くは少し濁りが有りますがほぼ静かでした。帰ってしばらくすると嫁さんも小学校の読み聞かせから手拭いハッピ姿で帰ってきました。昨日旧盆が終わり島は日常に戻りました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、紡績女工の労働運動に活躍した山内みな。宮城県の農家に生まれ、小学校卒業の12歳で10円の前借金で東京の紡績女工となる。12時間2交代制、ぼろぼろの南京米、容赦ない首切りを目の当たりにする。14歳の時にストライキを経験し労働組合に加入する。19歳の時「社会のためにこれから働きたい」と演説する。会社をクビになると市川房枝に相談し共同生活を始める。以後も働く女性のための運動を行う。インテリや余裕のある層の運動には自分の立場を突きつけた。

「粟食って機織る小鬼ストライキ 山内みな に感じて 端遊」

粟が9月の季語です。五穀の一つで古くから栽培され粟飯・粟餅などにして食べました。みなは、サクシュ・リャクダツなどの言葉が分からなくて後で聞いたそうです。14歳の少女が小鬼となってストライキをしたんだな・・・


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