川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夏来る 494 大内義興

朝、雨が降ってきたのでランは休みました。「香君 上橋菜穂子」は久しぶりに熱中した本でした。

「日本史1200人」494 大内義興(ヨシオキ;1477〜1528)

中国地方西部から北九州にまたがる6カ国の守護大名。1500年、明応の政変によって京を追われた前将軍・足利義稙を山口に保護した。そして1508年に義稙を擁して上洛して復位させ、自らも管領代・山城守護を努め幕政に参加した。そこで紛争を鎮めるなどの功績が認められ、日明貿易の管理を任せられることになった。これによる巨利で大内氏の財力は強大なものとなった。しかしやがて幕府内で対立が起き、義稙とも不仲になった。また、領国の安芸・石見へ尼子経久が侵攻を開始したため、1518年に畿内から山口へ帰国し、すぐに安芸に出兵した。以後、尼子氏との戦いを繰り広げたが、陣中に病に倒れそのまま没した。

「上様を立てミンミンじゃ夏来るぞ 大内義興 に 端遊」

夏来るが5月の季語です。草花もひときわ成長し、ミンミンと明が来れば、何だか巨利が来そうです・・・義興は和歌に関しては後柏原天皇以下多くの公卿から賞賛され、連歌では宗祇の弟子・宗碩を招いて古今の伝授を受けま

した。

習字は、「上様を」はスッキリと、「立て明ミンじゃ」はそれなりに、「夏よ来い」はおおらかに、というつもりで書きました。


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