川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

木菟 29 南淵請安

 島は今日も雨です。先週の土曜日にコロナの5人目が発生しましたが、外に殆ど出ないので、街の雰囲気は分かりません。とにかく、家で二人でのんびりしていられることは幸せです。

今日は「日本史1200人」の第29番の南淵請安です。

漢系渡来氏族の知識人。608年、遣隋使小野妹子に従い、留学僧として留学する。32年間、隋の滅亡(618年)から唐の建国の過程を見聞して、640年に高向玄理とともに帰国。隋・唐の進んだ学問知識を日本に伝え、開塾した。中大兄皇子中臣鎌子は請安の塾に通う道すがら蘇我氏打倒の計画を練ったと伝えられる。

「木菟の隋唐想い維新練る 南淵請安 に感じて」

木菟(ミミズク)が12月の季語です。フクロウと同属ですが耳羽を持っている分、先生然としている気がします。請安が伝えた知識が大化の改新に与えた影響は大きいようです。維新は「すべてが改まって新しくなること」で改新とほぼ同義です。

請安のエピソードは殆どないので、習字にどう気持ちを込めたらいいか分かりませんでした。字に大小をつけたら、川柳の思いが少し表現できたかなと思います。


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