川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

椿 224 竹崎季長

 昨日は嫁さんのコロナ騒動の一日でした。僕もTシャツで過ごせそうな陽気なのに厚着をしているのでチョッとコロナ気味かも・・・で、朝は「負けないぞ!」と海沿いを走って来ました。

「日本史1200人」224 竹崎季長(1246〜?)

肥後国(熊本県)の御家人。2度の元寇において先駆けの功をあげる。文永の役の後、季長は「先駆の功を認めてほしい」と、馬などを処分して旅費を調達し、鎌倉幕府に直訴して地頭職を得た。また、弘安の役では海上合戦で敵の軍船に斬り込み、元兵の首を取る等の活躍をして、多大な恩賞を与えられた。武勲を子孫に伝え、祈願した甲佐神社に報恩するため、絵巻物「蒙古襲来絵詞」を描かせ奉納した。弘安の役で馬に乗る季長や、その奥に防塁の石築地などが描かれ、蒙古襲来の貴重な資料となっている。

「馬を売り先駆け直訴椿咲く 竹崎季長 に 端遊」

椿が3月の季語です。花言葉「誇り」を掛けました。大正時代、元寇において前線で命を張った指揮官にも栄誉を与えるべきではないかという議題が持ち上がり、大正3年従三位という高位を追贈されました。従って敬称は「竹崎季長卿」です。

習字は、「馬を売り」はとぼけて、「先駆け直訴」は大胆にだんだん強く、「椿咲く」はスッキリと、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20220310104237j:image