川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夏場所 278 康弁

 朝、雨なのでバイクを漕ぎました。昨日のハーリーの練習は雨の中で、疲れ直しは無いので、ちょっと寂しい感じです。

「日本史1200人」278 康弁

運慶の3男。興福寺の天燈鬼・龍燈鬼像で有名である。天燈鬼は左肩に灯篭を担ぎ、上体を右に傾け右腕を伸ばして全体のバランスが取れている。口は大きく開かれ、阿(ア)形を表す。龍燈鬼は両足を開いた直立姿勢で、竜を体に巻き付け、頭上に灯篭を乗せる。上目遣いの目、大きな団子鼻をした顔が面白い。口は一文字に閉じ、吽(ウン)形を表す。本来は四天王に踏みつけられる仏敵の象徴であった邪鬼を独立した像としたもので、優れた写実性の中に滑稽味があふれ、それまでの仏教彫刻には無かった特徴がある。

夏場所の新番付に天龍鬼 康弁 に 端遊」

夏場所が5月の季語です。大相撲5月場所のことです。邪鬼も立てば相撲をしたいだろうな・・・龍燈鬼像の胎内納入の紙片の記載から、1215年に康弁により制作されたことが判明しました。天燈鬼像には納入品はないですが、両像は1対で阿吽形を示し、その出来栄えも非常に優れていることから、天燈鬼・龍燈鬼とも康弁の作品と見るのが通説です。

習字は、「夏場所の」はスッキリと、「新番付に」は強く、「天龍鬼 」は大胆に、というつもりで書きました。


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