川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

初嵐 345 絶海中津

 朝、一人で海沿いを走って来ました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ったら53.0kgと先週より0.6kg減っていました。よく食べたし、トイレは出ないし・・・不思議です。

「日本史1200人」345 絶海中津(1336〜1405)

夢窓疎石に師事。1368年に明へ渡り高僧らから教えを受け、太祖の洪武帝(朱元璋)から謁見を許されている。明への渡海では多くの高僧らと出会ったことで、俗的詩文の風と四六文の技法を身につけたと言われている。中津は多くの寺の住持となるが、一連の激しい動きは、明徳の乱などの戦乱や将軍・義満との対立・和解が原因とも言われている。1399年に起きた応永の乱においては、義満に反旗を翻した大内義弘の陣へ、義満の命を受けて説得に赴いている。

「明帰り畏怖と疑念の初嵐 絶海中津 に 端遊」

初嵐が8月の季語です。本来は秋に入って初めて吹く強風のことです。将軍とどんな対立・和解があったのかな・・・後小松天皇称光天皇らも中津に帰依した人物の一人であり、その死後には国師の勅命による追贈を行ないました。また、「絶海和尚語録」や「蕉堅藁」(詩文集)などの著作が伝わっています。

習字は、「明帰り」はサラリと、「畏怖と疑念の」は剛柔をつけて、「初嵐」は大胆に、というつもりで書きました。


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