川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

菊膾 166 ジャック・ド・モレー

 今日も手術前の検査の一環で、胃カメラ検査をしました。少し飲みづらく、何だか気持ち悪いのを我慢して終了しました。

「世界史1200人」166 ジャック・ド・モレー(1244?〜1314)

テンプル騎士団第23代総長。一つの王国以上の資産を擁していた騎士団の財政をうらやんだフランス王フィリップ4世により、異端の濡れ衣を着せられ、騎士団の財産を没収された上で、他の団員らとともに異端審問のうえ有罪とされ火刑に処された。亡くなる前にフィリップ4世とローマ教皇クレメンス5世らを呪ったとされ、2人ともその年に急死した。また、カペー家直系の断絶をも呪ったと言われ、これも実際、フランス王位はヴァロワ家に継承されている。

「あの二人呪い殺して菊膾 ジャック・ド・モレー に 端遊」

菊膾(キクナマス)が10月の季語です。生の魚介類を生で刻んで菊の花弁で覆い酢に浸したものです。あの二人は不味いだろうな・・・モレーの優れた騎士道精神にちなんで名づけられたフリーメイソンの関連団体「デモレー」があります。デモレーは12歳から21歳の若者のための人格育成を目指している組織です。

習字は、「あの二人」はくどく、「呪い殺して」は強く、「菊膾」はスッキリと、というつもりで書きました。


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