川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

七竈 167 ジャンヌ・ダルク

 朝、善福寺川沿いを走って来ました。寒かったので、膝にサポーターをしたら快調でした。今日は嫁さんは上野で、僕は阿佐ヶ谷で、友とランチをすることにしました。

「世界史1200人」167 ジャンヌ・ダルク(1412〜1431)

聖女、北フランス農家の生まれ。当時フランスは王位継承権を巡って、フランスを戦場にイギリスと百年戦争を戦い、劣勢のままに約90年が過ぎていた。13歳になったジャンヌは「シャルル王太子を即位させ、フランスを救え」との神の声を聞いた。覚悟を決めたジャンヌは500km離れたシノン城に徒歩で向かい王太子に奮起の進言をし、馬と白銀の甲冑を与えられて戦場に向かい、勝利を実現させ王太子をシャルル7世として即位させた。貴族の地位を得たが、反国王派に捕らわれた時、王が身代金を払うことを渋ったため、身代金を払ったイギリス軍に渡され、宗教裁判で魔女として火刑に処せられた。

「神の声最後はそっと七竈 ジャンヌ・ダルク に 端遊」

七竈(ナナカマド)が10月の季語です。赤い実と紅葉が美しい木で、七度竈にくべても燃えないといわれ、良い炭になります。ジャンヌの美しさ・不屈の精神と火刑になることを暗示しました。神の最後のセリフはつぶやきかな・・・1920年、ローマ教会はジャンヌ・ダルクを「聖女」に列し称えました。フランスでは国民的英雄であり、毎年命日の5月31日にルーアンで「聖ジャンヌ祭」が催されています。

習字は、「神の声」は不思議に、「最後はそっと」は優しく、「七竈」はおおらかに、というつもりで書きました。


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