川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

案山子 172 バイヤール

 朝、善福寺川に沿って走って来ました。シャワーを浴びてフラグラを食べてから病院に行きました。大腸がんステージⅡaということで、手術や入院の説明を受けて来ました。術後の3ヶ月毎の検診について、できれば3・6・9・12月にと、お願いしました。

「世界史1200人」172 バイヤール(1474〜1524)

フランス騎士。シャルル8世、ルイ12世、フランソワ1世に仕えた。イタリアの支配をめぐり、フランス王がスペインのカルロス1世と争ったイタリア戦争(1494年〜1559年)で長きにわたって活躍した。勇猛果敢で、敗れた敵兵にも寛大であり「理想の騎士」と称された。

「疲れ果て理想の騎士も案山子なり バイヤール に 端遊」

案山子が10月の季語です。黙って敵を見ています。何しろイタリア戦争は死んでも続いています・・・騎士道はキリストの戦士の行動規範として中世盛期に生まれ、その後徐々に民の模範として姿を変えながら、近世まで西欧国家のほぼ全てに存在しました。騎士道の教えの核心は、中世盛期においては「神への献身・異教徒との戦い・弱者の守護」であり、近世においては「主君への忠誠・名誉と礼節・貴婦人への愛」でした。英国紳士の騎士道に由来するマナーとしてレディーファーストが挙げられます。

習字は、「疲れ果て」は弱々しく、「理想の騎士も」は堂々と、「案山子なり」はカクカクと、というつもりで書きました。


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