川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

末黒(スグロ)葦 79 藤原百川

今日も電子辞書との付き合い方を調べています。英語と川柳に役立つように、来週から毎日使うように、やっと方針が出来ました。

 「日本史1200人」の第79番の藤原百川(モモカワ732〜779)です。

藤原式家の祖である、参議・藤原宇合の八男。律令官人として優れ、称徳天皇道鏡に重用される一方で、神託事件によって配流された和気清麻呂のために秘かに仕送りを続けるなどした。称徳天皇皇嗣を定めないまま崩御した際、天皇宣命を偽造するなど、光仁天皇の擁立に尽力したとされる。光仁天皇の百川に対する信頼は非常に篤かったという。また、母親が百済渡来人系の山部親王(後の桓武天皇)を皇太子に立てたのは、才能を見込んだ百川の暗躍によるものとされている。親王の百川に対する信任はすこぶる篤かった。

「見抜く目を炎の下に末黒(スグロ)葦 藤原百川 に感じて」

末黒葦が2月の季語です。早春に野焼きした黒野から新芽をのぞかせている葦を言い、百川に仮託しました。また「炎」を激動の時代に掛けました。和気清麻呂光仁天皇桓武天皇を見抜いて引き上げた目(=芽)は素晴らしいです。幼少より才能にあふれ度量があったそうです。

習字は、「見抜く目を」は鋭く、「炎の下に」は勢いよく、「末黒葦」はスッキリと、というつもりで書きました。練習作が結構うまく書けたので、これを載せることにしました。電子辞書の勉強に夢中なのでチョッと手抜きかな・・・


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