川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鷽(ウソ) 112 清少納言

 昨日の午後、日課を終えてから、ルイス・サッカー「穴」を読んでいました。児童小説の枠を超えた何か分からないものがあり、今日読み終わった時にどう思うか楽しみです。朝はいつものように海沿いをロングランして来ました。

「日本史1200人」の第112番の清少納言(セイショウナゴン)です。

三十六歌仙のひとり清原元輔の娘。日本文学の最高峰のひとつ「枕草子」を執筆する。「清少納言集」など歌人としての作品も残す。宮廷生活が始まったのは993年頃、藤原道隆の娘・定子に女房として仕えるようになってからである。この時からの体験を随筆風に記した「枕草子」は、彼女の豊かな感性と観察眼によって才気あふれる筆致で描かれている。性格は男勝りで、宮廷でも男性貴族と議論を交わし、和歌のやり取りでも機知に富んだ応酬が残されている。

「鷽(ウソ)かしら千年を超えビューティフル 清少納言 に感じて」

鷽が3月の季語です。本当に美しい声です。「枕草子」も虚実合い混じりということですが、鋭く明るくビューティフルです。本名は諾(ナギ)子とも言われますが定かではありません。宮廷に入る前に橘則光と結婚し一子則長を設けた後に離婚しています。則光は「宇治拾遺物語」などでは猛者ですが、「枕草子」では気の弱い人物です。その後、摂津守藤原棟世と再婚しています。

習字は、「鷽かしら」は柔らかく、「千年を超え」は強く、「ビューティフル」はそれらしく、というつもりで書きました。鷽とビューティフルが思ったより難しく、本を読む時間が少なくなりました。


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