川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花篝花 135 在原業平

 朝、隣町に行き、久しぶりに二人でウォ−キングをして来ました。友は痛風をきっかけに、長い間運動を休んでいたので、ウォ−キングから始めることにしました。

「日本史1200人」の第135番の在原業平(ナリヒラ825〜880)です。

桓武天皇の曾孫。貴族、歌人。昔から美男の代名詞とされる。紀貫之が「その心余りて言葉足らず」と評したことで有名であるが、情熱的な歌をつくる。六歌仙三十六歌仙のひとりで勅撰和歌集に多くの歌が入っている。後の源氏物語や和歌に大きな影響を与えた「伊勢物語」は彼を主人公とした歌物語とされてきた。子・孫もみな歌人として知られる。兄・行平ともども鷹狩の名手でもあったと伝えられる。

「花篝花より麿が映えてるゥ 在原業平 に感じて」

花篝が4月の季語です。夜桜に風趣を添えるために焚く篝火です。花篝の側に立った業平の思わずの独り言をイメージしました。業平は晩年には蔵人頭という要職にも就き、兄・行平ともども政治的には中枢に位置しており、「伊勢物語」の「昔男」のような高尊の生まれでありながら反体制的な貴公子というイメージとはチョッと違うようです。

習字は、「花篝」はスッキリと、「花より麿が」は柔らかく、「映えてるゥ」はとぼけて、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20210414095113j:image