川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

馬酔木(アシビ) 489 小早川隆景

朝、雨が降っているので、午後にランをしようと思います。嫁さんは友だちと映画を見てから学校に行くようです。

「日本史1200人」489 小早川隆景(タカカゲ;1533〜1597)

毛利元就の三男。1544年、安芸国・小早川家に養子に入った。後に、父・元就と大内義興の半ば強引な政略のもと、沼田・小早川家から正妻を迎え、小早川家の家督を継いだ。兄の吉川元春と共に“毛利両川”の一翼として毛利宗家を支えた。織田信長が西進してくるとそれを迎え撃ったが、羽柴秀吉との激戦では旗色不利を感じ和睦を画策した。そんなおり信長が本能寺で倒れると、秀吉はそれを伏せたまま隆景と和睦を結び畿内へ戻った。兄・元春は追撃を望んだが、隆景はそれを違約として追わなかった。その後は秀吉に協力して四国・九州・小田原攻めに参加し、朝鮮出兵にも参戦して明軍撃退の功績をあげ五大老の一人となり、隠居の際には筑前に5万石の隠居領を与えられた。

「馬酔木(アシビ)咲く騙され上手猿誑し 小早川隆景 に 端遊」

馬酔木(アシビ)咲くが4月の季語です。白い小さな壺のような花です。馬が食すると麻痺するといわれます。花言葉は「献身」です。隆景にお似合いの気がします・・・豊臣秀吉が、愚か者とされる義理の甥・羽柴秀俊を、宗家の毛利輝元の養子にしようとした時は、自身の養子に迎えることで、宗家の平安を守ったとされます。

習字は、「馬酔木さく」は酔ったように、「騙され上手」はサラリと、「猿誑し」はウフフと、というつもりで書きました。


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