川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

西瓜 343 吉田兼倶

 昨日の夕方、二人が辞退したので、町議は無投票で決まりました、と町の放送がありました。ビックリでした!で、今日は気が抜けたのか2時間近く遅れて起き、ランは休みました。

「日本史1200人」343 吉田兼倶(1435〜1511)

本姓は卜部氏、唯一神道(吉田神道)の創始者。1484年、吉田神社に斎所として虚無太元尊神(ソラナキオオモトミコトカミ)を祀る大元宮を創建して、日本各地の神を祭ったが、伊勢神宮には反対された。吉田神道の根本経典である「唯一神道名法要集」「神道大意」「神名帳頭註」を著し、また朝廷・幕府に取り入り勢力を拡大し、みずから「神祇管領長上」と名乗り全国の神社を支配、神位・神職の位階を授与する権限を獲得した。

神道の親玉手玉西瓜喰う 吉田兼倶 に 端遊」

西瓜が8月の季語です。アクの強い人間が西瓜を喰っている構図が浮かびました。全体がダジャレですが・・・兼倶が吉田神道を唱えた背景には、両部神道伊勢神道に対抗する意図がありました。兼倶は、吉田神道の主張を通じて神道を統合し、神道界の権威になろうとしました。

習字は、「神道の」はスッキリと、「親玉手玉」はクセをつけて、「西瓜喰う」は強弱をつけて、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20220824125555j:image