川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春真昼 286 マテオ・リッチ

土曜日から嫁さんはお姉さんの家に泊まりに行き、明日帰る予定です。朝は、いつものように善福寺川沿いを走ってきました。

286 マテオ・リッチ(1552〜1610)

イタリア・宣教師。ローマのイエズス会附属神学校で、神学・語学・哲学・数学・天文学など高度な知識を身につけた。その後宣教師となりインドを経て北京に至った。明の万暦帝にヨーロッパの時計や楽器を献上し歓迎された。地球球体説に基づく漢訳世界地図「坤輿万国全図」を作成し、中国知識層に大きな影響を与えた。リッチはカトリック教徒の孔子崇拝を認めるなど寛大であったが、10年間で信者は200名ほどで、布教はなかなか進まなかった。政治家であり文化人の除光啓と深く交わり、除はカトリックに改宗した。

「アーメンと北京の街に春真昼 マテオ・リッチ に 端遊」

春真昼が4月の季語です。明るくて時の止まったような春の昼です。明るいけど布教は難しい、そんな北京です・・・マテオは中国語で教義書「天主実義」を著し、ユークリッド幾何学書を漢訳し「幾何学原本」として残しました。

習字は、「アーメンと」はラーメンみたいに、「北京の街に」は幼く、「春真昼」は楽しく、というつもりで書きました。


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