川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜盗虫 319 バルボア

朝、善福寺川沿いを走ってきました。チョッと八方塞がりの友のことを考えていたら、僕もチョッと落ち込みました。

「世界史1200人」319 バルボア(1475〜1519)

スペイン・探検家。パナマに渡り才覚を発揮し総督に任命された。懇意のインディオの酋長から黄金の情報を得て探索を開始した。この時の副官が、後にインカ帝国の征服者となるフランシスコ・ピサロである。先住民の案内でパナマ地峡を横断し、ヨーロッパ人として初めて太平洋を見て「南の海」と名付けた。黄金の発見はできなかったが、より南方のペルーに黄金郷が存在するという情報を掴み一旦植民地へ帰還した。彼は偉大なる探検者として迎えられたが、行程中に略奪や虐殺を行ったことから後世の評価は芳しくない。

「パシフィック見たぜにやりと夜盗虫 バルボア に 端遊」

夜盗虫(ヤトウムシ)が5月の季語です。夜盗蛾の幼虫で農作物を食い荒らします・・・バルボアはスペイン本国から送られたダビラ新総督の召喚を受け、部下ピサロに捕らえられて獄につながれ、形ばかりの裁判で斬首刑に処されました。

習字は、「パシフィック」は明るく、「見たぜにやりと」は意地悪く、「夜盗虫」はすごく悪く、というつもりで書きました。


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