川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

早乙女 341 ミハイル・ロマノフ

朝、海沿いを走ってきました。ハエが多く付きまとってきました。馬はこの頃はいつも道幅イッパイに通せんぼしています。

「世界史1200人」341 ミハイル・ロマノフ(1596〜1645)

ロシア・ツァーリ。父が失脚させられたが、1612年に国民軍がポーランド軍を一掃してモスクワを取り戻し、人民・コサックも参加した全国会議にてミハイルはツァーリに選出された。南方国境の防衛の甘さを痛感したミハイルは、国境の要塞都市を土塁や逆茂木で結んだ南部防衛線を建設し、南部は豊かな穀倉地帯として開墾が進んだ。32年の治世は国家再建に追われ、国内秩序の回復に費やされたものであった。

「牛馬とか早乙女見たい土塁積め ミハイル・ロマノフ に 端遊」

早乙女(サオトメ)が6月の季語です。田植えをする女性のことですが、ロシアですから麦踏みする乙女ということで・・・1637年にはコサックがオスマン帝国の要塞アゾフを占領してミハイルに献上しましたが、これを守る経済的・軍事的余裕がなく、オスマン帝国側に返還せざるを得ませんでした。

習字は、「牛馬とか」は控えめに、「早乙女見たい」は楽しく大胆に、「土塁積め」はガッチリ、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20230626102722j:image