川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

西日 357 カラヴァッジョ

朝、海沿いを走ってきました。考え事をしながら走っていたので、いつも挨拶する友に気づきませんでした。

357 カラヴァッジョ(1571〜1610)

イタリア・画家。ルネサンス期の後に登場し、「聖マタイの殉教」「聖マタイの召命」で、一躍ローマ画壇の寵児となった。あたかも映像のように人間の姿を写実的に描く手法と、光と陰の明暗を強烈に分ける劇的表現は、ルーベンスレンブラントバロック美術の巨匠の作品にも影響が見受けられる。「カラヴァッジョの作品から近現代絵画は始まった」とも評価されている。

「西日かな?光と陰のドラマだなァ カラヴァッジョ に 端遊」

西日が7月の季語です。「聖マタイの召命」を見ての句ですが、ほぼ感想です・・・「カラヴァッジョの暮らしは、2週間を絵画制作に費やすと、その後1〜2か月は剣を腰に練り歩き、舞踏会場や居酒屋で喧嘩や口論に明け暮れる日々だった」とのことで、その死は、人を殺してしまったことへの許しを得るために、ローマへと向かう旅の途中でのことでした。

習字は、「西日かな?」はサラリと、「光と陰の」は強弱を付けて大胆に、「ドラマだなァ」は楽しく、というつもりで書きました。


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