川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

焼酎 358 ブリューゲル

朝、海沿いを走ってきました。70歳を過ぎて毎朝走るのはしんどいのですが、無駄なことをするのが人の特権かなと、AIブームの世の中で感じます。

358 ブリューゲル(1530〜1569)

フランドル・画家。「ネーデルラントの諺」は、初めてブリューゲルらしさが発揮された作品であり、中期には「叛逆天使の墜落」や「悪女フリート」などを制作している。そして晩年には経験を結集させ、「雪中の狩人」などで有名な連作月暦画のほか、「農民の婚宴」や「農民の踊り」などを制作した。遺作の「絞首台の上のカササギ」は、カササギは他人の陰口をいうおしゃべりな女性の象徴であり、絞首台に連れて行かれても仕方がない、それはまた、おしゃべりなプロテスタント牧師たちを絞首台に連れて行ったスペインの支配者をも示唆するといわれている。

「焼酎で赤ら顔だい!おしゃべりさ ブリューゲル に 端遊」

焼酎が7月の季語です。婚宴や踊りの農民は赤ら顔で、おしゃべりも好きそうです・・・ブリューゲルは死の直前、妻に「余りに直截的・風刺的な」素描を焼き捨てさせたといいます。「妻が迫害されたり何らかの形で責任を問われたりすることを恐れたため」ともされています。

習字は、「焼酎で」は半端に、「赤ら顔だい!」は酔ったように、「おしゃべりさ」は楽しく、というつもりで書きました。


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